社会福祉協議会の中心となる活動

地区福祉委員会と小地域ネットワーク活動

■地区福祉委員会ってなあに?


 地区福祉委員会は社協活動の根幹をなす組織です。きめ細かな地域単位で活動するために、小学校区ごとに組織され、福祉のまちづくりのためのさまざまな事業を展開しています。

 メンバーは、自治会・民生委員協議会・婦人会・老人クラブなどから選出された人や、自分の住む町を自分たちでいい町にしていきたいと思う有志の方が、地区福祉委員となりボランティアで活動しています。


 校区によって規模はさまざまですが、1地区30〜80人で構成され、市内全体で約600人の福祉委員がいます。組織体制は、委員長・副委員長・会計・書記などの役員をもうけ、活動ごとの部会や担当者を決めて活動しています。


  活動資金は、住民の方々から納入いただいた社協会費(平成22年度は、7,896,000円集まりました)の40%と、社協からの助成金などでまかなわれています。


■地区福祉委員会の活動内容


 ふれあいサロン、子育てサロン、男性料理教室、高齢者昼食会、日常の見守り・声かけ活動、配食、障がい者(児)の支援(これらを「小地域ネットワーク活動」と呼んでいます)

 学校への協力として、世代間交流・ふれあい給食・昔の遊び・高校家庭科など授業への協力、キッズランド、登下校時の見守り、校区内パトロールがあります。保育所・幼稚園・小学校・中学校・高校と交流しています。

 また、校区内にある福祉施設でのボランティア、住民運動会や祭など地域行事の協力、環境美化活動、ひとり暮らし老人の会支援、研修会、広報紙を発行し啓発活動も行っています。

 最近では、行政が主催の子育てや高齢者の関係者会議、学校主催の学校協議会にも出席し、関係機関との連携を深めています。

秦野地区福祉委員会の子育てサロン


地区福祉委員と民生委員の情報交換会


■なぜ「委員会」というのでしょう?


 立ち上げが検討され始めた昭和30〜40年代は「地区社会福祉協議会」という案がありました。他府県では、今もこのように呼んでいるところもありますが、協議会という名称だと「協議や話し合いだけでよくて、実践はしなくてもいいと誤解されるかもしれない」との懸念がありました。

 そのため大阪では、市町村社協の土台として、第一線の実践組織であることを強調するために「地区福祉委員会」を使うことになりました。


北豊島地区福祉委員会の子育てサロン・
ふれあいサロン合同運動会


■小地域ネットワーク活動とは?


小地域(おおむね小学校や町内会の範囲など)を単位として、要援護者一人ひとりを対象に、近隣の人々が中心に、関係機関などと連携しながらすすめる、日常生活の見守り・援助活動です。

小地域ネットワーク活動の種類
 (1)グループ援助活動
   サロンなど気軽に集まれる場をつくり、対象者の声かけ、
   仲間づくり、孤立防止を目指す
   (例)ふれあいサロン、子育てサロン、男性料理教室、
      高齢者会食会、世代間交流など

 (2)個別援助活動
    地域で生活する上で支援が必要な人の個別の支援を行う
    (例)見守り・声かけ、簡単な家事、外出のお手伝いなど

■ なぜ小地域ネットワーク活動が必要なの?


(1)急速な少子高齢化
池田市の高齢化率は大阪府の平均を上回っており、また年少者率より高い値になっています
(2)核家族化の進行
都市化により、昔のように大家族で支えあうということが難しくなっています
(3)地域の結びつきの希薄化
生活様式の変化とともに、近隣同士の助け合いが薄れてきています。
(4)公的福祉サービスの限界
制度の対象でない方の予防的な働きかけなどは公的サービスでは難しい分野です



神田地区福祉委員会主催
高齢者対象の「 いきいき昼食会」
■これまでの小地域ネットワーク活動

(1)グループ援助活動(H15〜22年度累計)

   のべ回数     4,706回
   のべ参加者数 87,475人
   のべ協力者数 36,685人

(2)個別援助活動(H15〜22年度累計)

   対象者実数   38,039人
   のべ回数    153,932回
   のべ協力者数 166,498人

五月丘地区福祉委員会
子育てサロンクリスマス会


大阪府社協主催の研修会で、
石橋南地区福祉委員会の障がい者部会活動を発表




  これらの活動を通して実際に、サロンが高齢者の生きがいづくりになった、サロンでいつもできていることができなかったのでおかしいなと思い病院に行くと、脳出血の初期の段階だった、普段からの見守りをしていたので、ひとり暮らし高齢者が自宅で倒れていたのを早期発見した、子育てのアドバイスができたり、若い家族の様子を知ることができた、など病気の早期発見やつながりづくりになっています。

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